大手町駅直結、「仲介で終わらない」不動産会社──株式会社クオクリに聞く、囲い込まない売却哲学

マンション売却の相談先を選ぶとき、多くの売主が突き当たる壁がある。
高値の査定書を並べられても、実際に売れる価格とは限らない。担当者の言葉を信じていいのか、判断材料がないまま契約してしまう。そうした不安に対して、東京・大手町を拠点に売買仲介と建築・設計を一体で手がける会社がある。株式会社クオクリだ。今回、同社に売却現場のリアルを取材した。
大手町駅直結、利便性が信頼を生む立地
クオクリの店舗は東京都千代田区大手町一丁目6-1、大手町ビル1F-3Fにある。千代田線・丸ノ内線・半蔵門線の「大手町駅」直結に加え、東西線・都営三田線「大手町駅」、JR各線「東京駅」からも地下通路で行き来できる。
営業時間は10時から18時、定休日は土日祝。免許番号は東京都知事(3)第95587号。免許番号の更新回数を示す括弧内の数字は5年毎に増えていくので「3」という数字は、事業を10年以上と長く継続してきた実績の裏付けでもある。
都心のビジネス拠点に構えるオフィスは、投資用不動産や事業用物件の相談に来る法人・富裕層との親和性が高い。実際に取扱業務を見ると、居住用・事業用・投資用の売買仲介から自社買取、賃貸管理、事業用・居住用の賃貸仲介まで幅広い。売却相談だけでなく、その後の資産運用まで一貫して相談できる窓口という位置づけだ。
大手町という立地そのものも見逃せない。都心3区の中核であり、金融機関や大手企業の本社が集積するエリアに窓口を構える不動産会社は、住居用マンションの売主にとっても心理的な安心材料になる。取引先が法人が多い会社であることは、投資用不動産や資産形成の相談に慣れているという裏付けでもあり、居住用マンションの売却相談でも「その後の運用まで見据えた提案」を受けやすい環境が整っている。
「仲介で終わらない」という選択──建築・設計部門を持つ強み
クオクリの最大の特徴は、仲介会社でありながら建築・設計部門を自社に持つ点にある。同社は一級建築士事務所の登録を受けており、木造・S造・RC造を問わず設計から施工まで対応できる体制を敷いている。
この体制が売却相談にどう生きるのか。担当者はこう説明する。
「当社は建築業も備えているので、仲介のみでなくリノベーションや注文住宅の選択肢も増やせます」。
売って終わり、買って終わりではなく、住み替え後の暮らしまで設計できる会社は多くない。
一般的な仲介会社では、リフォームやリノベーションの相談を受けても外部の施工会社を紹介するだけで終わることが多い。窓口が分かれることで、見積もりの精度や工期の調整に時間がかかり、売主・買主双方の負担が増える。クオクリの場合は、査定から売却戦略の立案、そして必要であればリフォーム提案・施工までを社内で完結できる。売却前に「リフォームして売るべきか、そのまま売るべきか」という判断そのものを、建築のプロの視点を交えて相談できる点は、他の仲介会社にはない強みと言えるだろう。
建築実績の幅広さは、他社との提携実績にも表れている。楽天グループの宿泊事業会社・楽天ステイとの業務提携により、栃木・千葉・宮城など各地で宿泊施設の設計・施工を手がけてきた。東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地に開業した宿泊施設の設計・施工を担った実績もある。
マンションの売却相談においても、「そのまま売る」「水回りだけ直す」「フルリノベーションしてから売る」といった選択肢を、実際に手を動かせる建築のプロが同じテーブルで比較検討できる。これは、売却額を少しでも引き上げたい売主にとって見逃せない実務的なメリットだ。

売却相談で最も多い悩みとは
売却相談の現場では、どのような悩みが多いのか。担当者が挙げたのは「住み替えをしたいが、いくらで売れるのかわからない。しかも住み替え後の住居も決まっていない」という声だ。売却と購入という二つの不確実性が重なるからこそ、売主の不安は膨らみやすい。
これに対してクオクリが徹底しているのが、高い価格提示による囲い込みをしないという姿勢だ。「リアル値で提示します」と担当者は言い切る。相場より高い査定額を並べて専任媒介を取り、後から値下げを迫る手法は業界でしばしば指摘される問題だが、同社はその逆を行く。加えて、売却後の購入サポートまで併走するため、住み替え先が決まっていない売主でも動き出しやすい。
早く、高く売るために欠かせない視点
「高く、早く売却するために重要なことは」という問いに対する答えも明快だった。「売却スピードをベースに適正な価格を決めていく。また販売戦略が重要」。価格だけを追うのではなく、売却にかけられる時間軸から逆算して値付けを行い、そのうえで販売戦略を組み立てる。宣伝方法も
住居系・投資系ポータルサイト、外国人向けと複数チャネルを併用しており、単一の窓口に依存しない販売網を持っていることがうかがえる。
併走する、というコミュニケーションのかたち
売主とのやり取りで大切にしていることを尋ねると、返ってきたのは「適度な報告と戦略立てで併走します」という言葉だった。過度な連絡でもなく、放置でもない。売却という数ヶ月にわたるプロセスを、進捗と戦略を共有しながら並走するという姿勢は、担当者との相性を重視する売主にとって判断材料になるはずだ。
未公開売却から外国人対応まで──クオクリが用意する4つの選択肢
クオクリが売却の強みとして挙げたのは、未公開での売却、リフォーム提案対応、外国人との取引対応、オンライン相談の4点だ。情報を広く公開せず条件に合う相手にだけ静かに売却する手法は、著名人や近隣に知られたくない事情を抱える売主に選ばれやすい。オンライン相談への対応は、来店の時間が取りにくい会社員や遠方の売主にとって、相談のハードルを下げる要素になる。
宣伝方法の設計にも幅がある。投資家への宣伝、住居系ポータルサイト、投資系ポータルサイト、外国人への宣伝と、買主層に応じて発信先を使い分けている。物件の特性によって「誰に売るべきか」が異なる以上、単一のポータルサイトに掲載するだけでは適正な買主に届かないケースもある。複数の販路を状況に応じて組み合わせられる体制は、売却期間の短縮と価格の最大化を両立させるうえで実務的な意味を持つ。

マンション売却を検討している方へ
最後に、売却を検討している読者へのメッセージを聞いた。
「誠実に対応いたします。ぜひご相談ください」。
短い言葉に、これまでの回答すべてに通底する力強さと誠実な姿勢がにじむ。
高値だけをうたわず、リアルな価格を示し、売却後の暮らしまで併走する。
大手町・千代田区エリアでマンションの売却を考えているなら、査定額の「見栄え」だけでなく、こうした囲い込まない姿勢を持つ会社かどうかも判断材料に加えたい。とくに「そのまま売るべきか、リフォームしてから売るべきか」で迷っている売主にとっては、建築のプロが在籍するクオクリのような会社に一度相談してみることで、査定書だけでは見えてこない選択肢が見つかるはずだ。
編集部まとめ
都心のビジネス拠点に店舗を構え、仲介と建築・設計を一体で提供する会社は決して多くない。クオクリの取材を通じて見えてきたのは、価格の見栄えよりも実売価格を優先し、売却後の住み替えまで責任を持つという一貫した姿勢だった。大手町・千代田区エリアでの売却はもちろん、投資用不動産や外国人取引、リフォームを見据えた売却を検討している方は、一度相談してみる価値があるだろう。
執筆:マンション売却ジャーナル編集部
取材協力企業情報
株式会社クオクリ
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル1F-3F
交通:千代田線・丸ノ内線・半蔵門線「大手町駅」直結/東西線・都営三田線「大手町駅」、JR各線「東京駅」から地下通路
営業時間:10:00〜18:00(定休日:土日祝)
免許番号:東京都知事(3)第95587号
代表電話:03-6771-9271
ホームページ:https://quacre.co.jp/




