築浅売却の税金の注意点
- 2025年12月12日
- 読了時間: 5分

築浅マンションは人気が高く、条件さえ合えば売却しやすい一方で、税金に関する注意点が多い という特徴があります。
「買ってすぐ売ったら税金はどうなる?」「住宅ローン控除を使っているけれど問題は?」「短期で売ると税率が高いって本当?」
こうした疑問を持つ売主は非常に多く、築浅マンションならではの税金ルールを理解しておかないと、手取り額が大きく変わる可能性があります。
この記事では、第三者視点で築浅売却の税金に関する注意点 をわかりやすく整理します。
マンションそのものの価値を否定せず、売主が安心して売却判断できることを目的としています。
築浅売却で特に重要な税金ポイントは「所有期間」
築浅売却では、所有期間が5年を超えているかどうか が最も大きな分岐点です。
所有期間5年以下:短期譲渡になり税率が高い
短期譲渡の税率は次のとおりです。
税目 | 税率 |
所得税 | 30% |
住民税 | 9% |
合計 | 39%(+復興税) |
築浅売却では所有期間が短いケースが多く、税金が高くなりやすい という点が大きな注意ポイントです。
所有期間5年超:税率が半分になる
長期譲渡になると税率は約20%(+復興税)に下がります。
築浅マンションでも、例えば「6年前に完成 → 5年住んでいないが所有期間は長期」というケースもあります。
判定は 住んだ期間ではなく“所有し始めた日” で決まります。
築浅売却ならではの代表的な注意点
注意点1:短期譲渡の税率は“手取り額”に大きく影響する
築浅で売却した場合、短期譲渡になる可能性が高く、税率が約39%と非常に高額です。
例:利益が300万円 → 税金が100万円以上になるケースもあります。
売却計画時に必ず「所有期間」を確認しておく必要があります。
注意点2:3,000万円特別控除が使えるかどうかで税金が大きく変わる
築浅売却でも、自宅として住んでいた場合は3,000万円の特別控除 を使える可能性が高いです。
条件(一例)
実際に居住していた
住まなくなって3年以内の売却
親子・夫婦間の売買ではない
この控除が使えると、短期譲渡であっても利益が3,000万円以下なら税金ゼロ にできます。
築浅売却では必ず確認しておくべきポイントです。
注意点3:住宅ローン控除との関係に気をつける
築浅売却では、売主が 住宅ローン控除(減税)を使っているケースが多い です。
しかし、
住宅ローン控除を使った年に売却するとどうなるか
特例との併用は可能か
など、制度の兼ね合いを理解しておく必要があります。
代表的な注意点:
住宅ローン控除と3,000万円控除は併用できない場合がある
時期や要件によって併用不可のケースがあります。
控除対象の家を途中で売却すると、翌年以降の控除はなくなる
控除を前提に資金計画をしている場合は要注意です。
注意点4:購入時の諸費用(取得費)が高く、利益が出にくい場合がある
築浅マンションは購入時の価格が高く、さらに次のような諸費用が多くなりがちです。
仲介手数料
登記費用
諸費用ローンの利息
修繕積立金の初期負担
オプション費用
これらは 取得費に含められる ため、利益が思ったより多くないケースも多いです。
結果として、税金が軽く済む(または発生しない)こともあります。
注意点5:ローンが残っている築浅売却は税金ではなく“資金計画”が最重要
築浅売却ではローン残債が多く残っていることが多いため、
売却額で完済できるのか
追い金が必要か
手元にいくら残るのか
といった資金計画が税金より重要になります。
税金は「利益」が出た場合にだけ発生するため、まずは ローン完済可否の確認が最優先 です。
注意点6:投資用の築浅売却は特例が使えない場合がある
居住用ではなく投資用マンションの場合、
3,000万円特別控除は使えない
税率も短期の場合は高いまま
となるため、築浅での売却は税負担が重くなりやすい という特徴があります。
投資用の場合は、売却タイミングがより重要になります。
築浅売却で税金を最小にするポイント
ポイント1:所有期間を必ずチェック
5年を超えているかどうかで税率が大きく違います。
ポイント2:3,000万円控除が使えるか確認
築浅でも条件を満たせば適用可能。
ポイント3:取得費・譲渡費用を正しく計上
経費を正確に申告すれば、税負担は軽くなります。
ポイント4:住宅ローン控除と特例の関係を確認
避けたい税務トラブルを未然に防げます。
ポイント5:専門家(税理士)へ早めの相談
築浅売却は状況が複雑になりやすいため、早期相談が安心です。
マンション売却窓口のスタンス(方針に沿った表現)
この記事では不動産会社を過度に持ち上げず、売主が正しい判断をできるように第三者的に整理しています。
実際の運営では、マンションごとにスコアが高い仲介会社を紹介する方式ですが、記事では中立性を保った説明を徹底しています。
まとめ:築浅売却は“税金と所有期間”の理解が必須
築浅売却はメリットも大きい一方で、税金に関する注意点が非常に多い売却形態です。
短期譲渡は税率が高い
3,000万円控除で税金ゼロも可能
住宅ローン控除との関係に注意
取得費が大きく利益が少ないケースも多い
投資用は特例が使えない場合あり
これらを理解することで、築浅マンションの売却をより有利に進めることができます。
