top of page

相続マンションの売却で注意すべきポイント

  • 2025年12月11日
  • 読了時間: 4分

相続マンションの売却で注意すべきポイント

相続したマンションをどう扱うかは、多くの人にとって大きな決断になります。売却するか、賃貸にするか、自分で住むか。いずれの選択にもメリットがありますが、相続物件ならではの注意点を理解しておかないと、思わぬトラブルや余計な負担が発生することがあります。

この記事では、第三者視点で「相続マンションの売却で特に気をつけるべきポイント」を整理し、冷静に判断するための基準を解説します。



相続マンションの売却は「手続き」と「税金」が通常の売却と異なる

相続物件は、一般的な売却と比べて次の点が大きく異なります。

  1. 手続きが複雑になりやすい

  2. 税金の扱いが変わる

  3. 相続人同士の合意形成が必要なことがある

これらを理解したうえで進めることが、スムーズな売却への第一歩です。


注意点1:名義変更(相続登記)が完了していないと売却できない

マンションを売却するには、所有者として登記されている必要があります。相続時には「相続登記」を行い、名義を相続人の名前に変更しなければ売却の契約ができません。


相続登記に必要なもの
  • 被相続人の戸籍関係書類

  • 遺産分割協議書(複数相続人の場合)

  • 相続人全員の印鑑証明書

  • 固定資産評価証明書

早めに司法書士へ相談することで、手続きがスムーズに進みます。


注意点2:相続人が複数いる場合は「全員の同意」が必要

相続人が複数いる場合、売却は共有財産の扱いになります。この場合、以下をクリアしておくことが重要です。

  • 売却に対する全員の同意

  • 売却後の代金の分配比率

  • 必要書類へ全員の署名・押印

時間がかかることが多いため、早めに話し合いを進めておくことがポイントです。


注意点3:相続税と譲渡所得税の関係を理解する

相続したマンションを売却する際には、税金のポイントがいくつかあります。



相続税がかかった場合

取得費に加算できる仕組み(取得費加算)があり、譲渡所得税を抑えられる可能性があります。



譲渡所得税の注意点
  • 保有期間で税率が変わる

  • 売却益が出た場合は課税対象になる

  • 相続から3年以内の売却で特例が使えるケースもある

税金の仕組みは複雑なため、事前に確認しておくことで余計な負担を防げます。


注意点4:相続マンションは「管理状況」を必ず確認する

相続したマンションは、長期間空き家になっていたケースもあり、以下の点を確認しておくことが重要です。

  • 管理費・修繕積立金が未納になっていないか

  • 管理組合との連絡が取れる状態か

  • 水道・ガス・電気の状況はどうか

  • 清掃・換気・カビ対策は必要か

物件の状態を把握せず売却活動に入ってしまうと、後からトラブルになることがあります。


注意点5:相続物件は「想定以上の費用」がかかることがある

相続したマンションは、状況によっては次のような費用が発生する可能性があります。

  • リフォーム・クリーニング

  • 不用品処分

  • 税金の納付

  • 登記費用

これらを事前に予測しておくことで、資金計画が立てやすくなります。


注意点6:売却か利用かは「中立的な判断」が重要

相続したマンションには思い出があることが多く、冷静な判断が難しくなる場面があります。

売却はあくまで選択肢のひとつであり、

  • 利用する

  • 賃貸に出す

  • 売却する

どれにもメリットとデメリットがあります。大切なのは、メリットとリスクを整理し、自分の生活・相続人の状況に合った最適解を選ぶことです。



まとめ:相続マンション売却は「手続き」と「合意形成」が鍵

相続マンションの売却を成功させるために最も重要なのは、

  • 相続登記を済ませる

  • 相続人全員の同意を得る

  • 税金を理解する

  • 物件の状態を確認する


これらのポイントを押さえておくことです。

相続物件の扱いは複雑に見えますが、適切に手続きを踏むことでスムーズに進めることができます。迷う場面が多いからこそ、第三者的視点で状況を整理し、必要な判断材料をそろえることが大切です。

bottom of page