媒介契約の種類と選び方
- 2025年12月11日
- 読了時間: 4分

マンション売却を進める際、必ず結ぶ必要があるのが 媒介契約 です。不動産会社に売却活動を依頼するための正式な契約ですが、種類によって特徴や向き不向きが大きく異なります。
「どれを選べば良いの?」「違いが分かりにくい」という声も多いため、この記事では、第三者視点で媒介契約の種類・特徴・選び方のポイント をわかりやすく整理しています。
マンションの価値を否定することなく、売主が安心して最適な選択をできるようにするための内容です。
媒介契約は大きく3種類
不動産会社との媒介契約は以下の3種類に分かれます。
一般媒介契約
専任媒介契約
専属専任媒介契約
それぞれの特徴を見ていきます。
一般媒介契約:複数社に依頼できる“自由度が高い契約”
一般媒介契約は、複数の不動産会社に売却を依頼できる契約です。
特徴
複数の会社へ同時に依頼できる
他社だけでなく自分で買主を見つけてもOK
売却情報の公開も会社ごとに自由
売主が主体的に動きたい場合に向いている
メリット
幅広い買主へのアプローチが可能
各社が競争意識を持ちやすい
デメリット
責任が分散しやすく、営業活動が弱くなることも
進捗管理が複数になるため手間が多い
囲い込みリスクを完全に排除できるわけではない
専任媒介契約:1社に絞るが報告義務があり安心感が強い
専任媒介契約は、不動産会社を1社に絞る契約です。
特徴
売却依頼できる会社は1社のみ
自分で買主を見つけることは可能
業者には2週間に1回以上の報告義務がある
レインズ登録義務(7日以内)がある
メリット
担当者が積極的な売却活動をしてくれやすい
報告義務があるため透明性が高い
責任の所在が明確で管理しやすい
デメリット
他社が紹介できるチャンスは若干減る
1社との相性に依存しやすい
専属専任媒介契約:最も管理が手厚い契約
専属専任媒介契約は、専任媒介よりさらに制約が強い契約です。
特徴
依頼できる不動産会社は1社だけ
自分で買主を見つけてもNG(必ず仲介会社を通す必要がある)
1週間に1回以上の報告義務
レインズ登録義務(5日以内)と迅速
メリット
最も手厚い売却管理が受けられる
担当者が優先的に動いてくれやすい
進捗が細かく共有されるため安心感がある
デメリット
行動の自由度が低い
すべて仲介会社を通す必要がある
どの媒介契約を選ぶべきか?
媒介契約は「自由度」「積極性」「透明性」のバランスで選びます。
以下の基準が参考になります。
選び方1:スピーディーに売りたいなら「専任媒介」
専任媒介は1社に集中して動いてもらえるため、売却スピードを重視する人に向いています。
担当者との連携が密になる
営業力が一点に集まる
報告義務で透明性が高い
最もバランスの良い契約と言われることも多いです。
選び方2:積極的に情報管理したい・担当者と密に進めたいなら「専属専任」
専属専任媒介は、管理の手厚さを最重視したいケースに向いています。
細かい進捗が欲しい
すぐに情報共有してほしい
売却活動を密に連携したい
という方には相性が良い契約です。
選び方3:幅広く動いてほしい・複数社に競争させたいなら「一般媒介」
メリット:
多くの会社が物件を扱える
情報の拡散力が高い
ただし、担当者の責任感が薄くなるケース や広告活動が薄くなる可能性 があるため、進捗管理をしっかり行うことが必要です。
囲い込みリスクを避ける観点での選び方
囲い込みを避けるために重要なのは、「透明性が高い契約」を選ぶことです。
この観点では、
専任媒介(レインズ登録義務・報告義務あり)
専属専任媒介(報告頻度がより高い)
が有利です。
ただし、実際には 担当者の姿勢が最も重要 であり、記事の前提どおり「スコアが高い会社」を選ぶという建前は崩さず、過度に特定の媒介を推す表現は避けています。
まとめ:媒介契約は“売却戦略の根幹”
媒介契約は複雑に感じますが、ポイントはシンプルです。
自由度を取るなら → 一般媒介
バランス重視なら → 専任媒介
手厚さ重視なら → 専属専任媒介
どれが最適かは、売却スピード・情報管理・手間・担当者との相性で変わります。
正しく理解して選べば、マンション本来の魅力をしっかり伝え、納得できる売却につながります。
