リフォームと査定額の関係
- 2025年12月11日
- 読了時間: 4分

マンションを売却する際、「リフォームをしたほうが高く売れるのか?」これは多くの売主が抱く疑問です。
結論から言うと、リフォームが査定額に影響する場合もあれば、しない場合もあります。どんなリフォームをしたのか、どんな買主がターゲットになるのかによって評価が大きく変わるためです。
この記事では、第三者視点で「リフォームと査定額の関係」を整理し、売却前に何をすべきか・何をしなくて良いかを分かりやすく解説します。
マンション自体の価値を否定しない内容で、売却判断に役立つ構成にしています。
リフォームが査定額に影響するのは「買主のメリットが明確な場合」
査定は「市場で買い手がつきやすいかどうか」を基準に評価されます。
そのため、次のようなリフォームは査定にプラスになりやすい傾向があります。
水回りの設備が新しい
床や壁がきれいで使用感が少ない
間取りが使いやすく改善されている
古さを感じない内装になっている
ただし、誰にでも喜ばれる内容であることがポイントです。
リフォームが査定額に大きく影響しないケースもある
一方、リフォームをしていても、査定が大きく上がらないこともあります。
影響しにくいケース例
個性的すぎるデザインに変更している
高額な設備を入れたが好みが分かれる
部分的に古い箇所が残っている
購入後にリノベーションしたい層が多いエリア
リフォーム=必ず高評価、というわけではありません。
評価されやすい「リフォーム内容」の具体例
査定額を押し上げやすいポイントは、買主が自分で費用をかけなくて済む部分です。
プラスになりやすいリフォーム項目
キッチン交換
浴室交換(追い焚き・乾燥機付きは人気)
トイレ交換
洗面台交換
床の張り替え(フローリング・タイルなど)
壁紙の貼り替え
建具の交換
これらは“日常生活の快適さ”に直結するため評価が高まりやすくなります。
査定で評価されにくい「リフォーム内容」
逆に、費用をかけても査定額に反映されにくい項目もあります。
査定で加点されにくい例
趣味性の強いデザイン
天井造作や間接照明などの装飾要素
高級グレードの設備(一般層のニーズとズレる場合)
ペット仕様などの特殊リフォーム
これはマンションが悪いという話ではなく、“好みが分かれる内容は評価の対象になりにくい”という市場の特性です。
売却前にわざわざ高額リフォームをする必要はある?
基本的には、売却前に高額なリフォームをする必要はありません。
理由は次の通りです。
費用に対して査定額がそこまで上がらないことがある
買主が自分好みにリノベーションしたいケースも多い
中古マンションは「現状価格+リノベ費用」で考える買主も多い
高額リフォームをするより、適切な価格設定・販売戦略・見せ方のほうが効果が大きいことが多いです。
売却前に効果的なのは「小さな手入れ」
大きなリフォームではなく、次のような“プチ改善”は査定にも内覧にも好影響があります。
壁紙の補修
水回りの掃除・カビ取り
床のワックスがけ
室内の整理整頓
壊れた設備の軽微な修繕
大きな投資をせずに印象を良くできるため、費用対効果が高いポイントです。
査定では「リフォームの履歴」が大切
査定時には、リフォームの内容と実施時期を伝えることが重要です。
例:
キッチン交換(○年前)
浴室交換(○年前)
フローリング張り替え(○年前)
壁紙全体の貼り替え(○年前)
丁寧に管理されているという印象は、査定にもプラスに働きます。
まとめ:リフォームは“内容次第で査定にプラス”だが、万能ではない
リフォームと査定額の関係をまとめると次の通りです。
買主が喜ぶ設備改善はプラスに評価されやすい
趣味性が強いリフォームは評価されにくい
高額リフォーム=必ず高く売れる、ではない
売却前は“小さな改善”のほうが効果的なことが多い
大切なのは、自分のマンションの強みを適切に伝え、最適な売却戦略を立てることです。
リフォーム歴を正しく評価してもらうことで、査定の精度も上がります。
