新耐震基準と旧耐震の違い
- 2025年12月16日
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マンションを売却する際、「新耐震基準か旧耐震か」は重要な評価ポイントのひとつです。購入希望者の多くが耐震性を気にするため、基準の違いを理解しておくことで、売却戦略を立てやすくなります。ここでは、新耐震と旧耐震の違い、評価への影響、売却時のポイントをわかりやすく整理します。
新耐震基準とは1981年以降に適用された耐震基準
新耐震基準は、1981年(昭和56年)6月に導入された建築基準で、「震度6強〜7程度の大地震でも倒壊しないこと」を想定して設計されています。この導入により、建物の構造や耐震計算の水準が大きく見直され、現在のマンション評価の基準にもなっています。
旧耐震基準は大地震への想定が不十分
1981年以前の基準では「震度5強程度の地震に耐える」ことを想定していました。そのため、新耐震と比べると安全性の評価が低くなり、購入希望者の心理面での不安材料となりやすい特徴があります。
新耐震と旧耐震で評価が分かれる理由
耐震性への安心感の違い
新耐震マンションは大規模地震を想定した基準で設計されており、買主が安心して検討しやすい特徴があります。災害リスクを重視する現代の購入層にとって、新耐震は非常に重要な判断材料となります。
住宅ローン控除の適用可否
多くの場合、新耐震マンションは住宅ローン控除の対象になりますが、旧耐震マンションは耐震基準を満たしていないため、控除を使えないケースがあります。この税制面の違いが、買主の購入意欲に影響することがあります。
売却価格への影響
新耐震は売却しやすく価格も安定しやすい
築年数が同じでも、新耐震マンションは評価が高く、売却活動においてもプラスに働きます。買主の選択肢にも入りやすく、市場での流動性が高い傾向があります。
旧耐震は価格に影響が出ることがある
旧耐震マンションは価格が抑えられる傾向があり、売却までの期間が長くなる場合があります。ただし、立地が良い物件や管理状態が優れている物件は、旧耐震でも十分に評価されます。
旧耐震でも売却しやすい条件
立地の良さ
駅近、人気エリア、商業施設が充実しているなど、立地が強い物件は耐震基準の不利を補えることがあります。
管理状態が良好
修繕計画がしっかりしているマンションは、築年数の古さをカバーでき、旧耐震でも買主から評価されやすくなります。
売却時に伝えておくとよいポイント
耐震診断を実施しているか
旧耐震マンションでは、耐震診断の有無が買主の安心材料になります。耐震補強工事をしている場合は、資料を揃えておくとさらに信頼性が高まります。
管理組合の取り組み状況
耐震補強の検討状況や修繕履歴の情報を整理しておくことで、買主の不安を軽減できます。
まとめ
新耐震基準は1981年以降に適用され、大地震に耐える設計
旧耐震基準は大地震の想定が低く、不安材料となりやすい
新耐震は売却しやすく、価格も安定する傾向
旧耐震でも立地や管理状態が良ければ評価される
耐震診断・補強の有無は売却時のアピールポイントになる
耐震基準は物件評価に大きく影響しますが、正しい情報を整理して買主に伝えることで、旧耐震でも十分に売却につなげることができます。
