失敗事例:高額査定に飛びついた結果
- 2025年12月17日
- 読了時間: 3分

マンション売却では、複数社から査定を取った際に最も高い金額を提示された会社を選びたくなるものです。しかし、高額査定に飛びついた結果、売却が長期化し、条件が悪化してしまう失敗事例は少なくありません。ここでは、第三者視点でその典型的な流れと原因を整理します。
高額査定は魅力的に見えやすい
査定額が高いほど「評価された」と感じやすく、安心感を得やすくなります。この心理が判断を早め、冷静な比較を妨げることがあります。
高額査定に飛びついた失敗の流れ
相場より高い価格で売り出した
提示された査定額をそのまま売出価格に設定したことで、相場から外れた状態で市場に出ることになりました。結果として、検索段階で候補から外されやすくなりました。
初動の反響がほとんどなかった
売り出し直後に問い合わせが集まらず、「様子見」の期間が長引きました。初動での反応が弱いと、その後の立て直しが難しくなります。
値下げを繰り返すことになった
反響がない状況を受けて段階的に値下げを行いましたが、タイミングが遅れたことで、最終的な条件が悪化してしまいました。
なぜ高額査定が失敗につながったのか
査定額と成約価格の違いを理解していなかった
査定額はあくまで「売れる可能性のある価格帯」を示す目安であり、成約価格を保証するものではありません。この違いを理解しないまま進めたことが原因でした。
市場評価より売主希望を優先した
市場でどう見られるかよりも、「高く売りたい」という希望を優先したことで、現実とのズレが生じました。
売却期間の長期化で起きた問題
物件の印象が悪化した
売却期間が長くなるにつれ、「売れ残り」という印象を持たれ、価格交渉が入りやすくなりました。
精神的な負担が大きくなった
問い合わせが入らない期間が続くことで、不安や焦りが強まり、冷静な判断が難しくなりました。
この失敗事例から学べる教訓
査定額の高さだけで判断しない
重要なのは査定額の高さではなく、その根拠と販売戦略です。なぜその価格になるのかを理解する必要があります。
初動の反応を最優先で見る
売り出し直後の反応は、市場評価を測る最も重要な指標です。反応が弱ければ早期に軌道修正することが大切です。
同じ失敗を避けるために
複数の視点で価格を検討する
複数社の査定を比較し、成約事例や売却期間を踏まえて現実的な価格帯を見極めることが重要です。
売却戦略とセットで判断する
価格だけでなく、どのように売るのかまで含めて判断することで、高額査定に振り回されにくくなります。
まとめ
高額査定は必ずしも好条件とは限らない
相場から外れた価格は反響を失いやすい
初動の反応が売却結果を左右する
値下げの繰り返しは条件悪化につながる
査定額の根拠と戦略が重要
高額査定に飛びついた結果の失敗は、決して珍しいものではありません。大切なのは「一番高い数字」ではなく、「現実的に売れる戦略」を選ぶことです。
