大型イベントの影響
- 2025年12月16日
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オリンピックや万博、国際博覧会、大規模展示会などの「大型イベント」は、開催地や周辺エリアのマンション価格や売却環境に一定の影響を与えます。ただし、その影響は一時的なものから中長期的なものまで幅があり、正しく理解することが重要です。ここでは、大型イベントがマンション価格や売却に与える影響を整理します。
イベント開催による注目度の上昇
大型イベントが決定・発表されると、開催地周辺の注目度が一気に高まります。メディア露出が増え、エリア名が全国的に知られることで、住宅地としての認知度も向上します。この段階で購入検討者が増え、価格が上向くケースがあります。
インフラ整備が進み利便性が向上する
大型イベントに合わせて、道路整備、駅改良、交通インフラの強化が行われることが多くあります。交通利便性の向上は、イベント終了後も残るため、マンションの評価を底上げする要因になります。
価格上昇につながりやすいケース
恒久的な施設や街づくりが伴う場合
イベント会場跡地が住宅地や商業エリアとして再開発される場合、街全体の価値が上がりやすくなります。一過性ではなく、長期的な街づくりが行われるエリアでは、マンション価格の上昇が持続しやすい傾向があります。
交通アクセスが改善されるエリア
新駅の開業、路線の延伸、バリアフリー化などが行われる場合、イベント終了後も利便性が維持されるため、実需層からの評価が高くなります。こうした改善は価格上昇に直結しやすいポイントです。
一時的な影響にとどまるケース
イベント終了後に需要が落ち着く場合
イベント開催中は宿泊需要や短期利用が増えるものの、終了後にその需要が減少することがあります。住宅としての利便性が大きく変わらない場合、価格上昇が一時的に終わるケースも見られます。
生活環境への影響が評価を分ける
開催期間中の混雑や騒音を懸念する買主もおり、居住環境を重視する層にとってはマイナス評価となることがあります。この場合、価格への影響は限定的になります。
売却タイミングの考え方
注目が集まる「決定〜開催前」は売却好機になりやすい
イベント開催が正式に決まった直後から開催前にかけては、期待感によって需要が高まる傾向があります。この時期は価格交渉が入りにくく、売却が有利になるケースがあります。
終了後は実利が残るかが判断基準
イベント終了後もインフラや再開発などの効果が残る場合は、価格が安定しやすくなります。一方、効果が限定的な場合は、早めの売却を検討することが合理的な場合もあります。
まとめ
大型イベントはエリアの注目度を一時的に高める
インフラ整備が伴う場合は価格上昇が持続しやすい
再開発や恒久施設があると資産価値が底上げされる
イベント終了後に需要が落ち着くケースもある
売却は決定直後〜開催前が有利になりやすい
大型イベントの影響は一様ではなく、「その後に何が残るか」がマンション価格を左右します。将来性を見極めた上で売却戦略を立てることが重要です。
