修繕積立金が少ないリスク
- 2025年12月16日
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マンションの売却において、「修繕積立金の残高が十分にあるかどうか」は買主が特に重視するポイントです。修繕積立金が少ないマンションは、将来的な負担が大きくなる可能性があり、売却価格や購入検討に影響が出るケースがあります。ここでは、修繕積立金が少ない場合にどのようなリスクがあるのか、そして売却時の対策についてわかりやすく解説します。
修繕積立金はマンションの“健康状態”そのもの
マンションは建物全体で長期的なメンテナンスが必要です。外壁補修、給排水管の更新、エレベーターの改修など、大規模修繕には多額の費用がかかります。積立金が不足していると、必要な修繕ができず、建物の老朽化が早まるリスクがあります。
買主が不安を感じやすいポイントでもある
修繕積立金が少ないマンションは、「将来的に追加徴収されるのでは?」という不安が買主の判断に影響を与えます。そのため、売却が難しくなる、価格交渉を受けやすくなるといったデメリットが生じる可能性があります。
修繕積立金が少ないことで発生する主なリスク
大規模修繕が予定通り実施できない可能性
積立金が不足している場合、必要なタイミングで修繕工事が行えず、建物の劣化が進んでしまうことがあります。結果として住み心地が悪くなり、資産価値にも影響します。
一時金徴収や積立金の大幅値上げリスク
不足分を補うために、管理組合が一時金を徴収したり、毎月の積立金を大幅に引き上げることがあります。買主にとっては将来の出費が読みにくく、購入を控える理由になりやすいポイントです。
金融機関から評価が下がる可能性
積立金が極端に少ない場合、金融機関がマンション全体をリスクが高いと判断することがあります。これにより住宅ローン審査が通りにくくなるケースもあり、売却状況に影響を与える可能性があります。
修繕積立金が少なくても売却を有利に進めるために
長期修繕計画の有無を確認する
修繕計画がしっかり立てられている場合、積立金が少なくても「将来どのように修繕していくか」が明確で買主の安心につながります。計画書があれば資料として提示できるように準備しておきましょう。
修繕履歴を整理しておく
過去にどのようなメンテナンスが行われてきたかを示すことで、管理状態の良さをアピールできます。「定期的に修繕されているマンション」であれば、積立金の不足を補う材料になります。
管理組合の方針を説明できるようにしておく
積立金を増額する案や今後の修繕計画について、管理組合が積極的に議論している場合は、その内容も買主の安心材料となります。
まとめ
修繕積立金はマンション価値を左右する重要な要素
残高が少ないと買主が将来の負担を懸念し、売却が不利になることがある
大規模修繕の遅れや一時金徴収のリスクも
長期修繕計画・修繕履歴・管理組合の取り組みを整理することで印象を改善できる
積立金の不足があっても、情報提供によって売却を有利に進めることは可能
修繕積立金はマンションの将来性を示す重要な指標です。事前に資料を揃え、買主の不安を軽減することが、スムーズな売却につながります。
