住みながら売却するメリット・デメリット
- 2025年12月11日
- 読了時間: 4分

マンション売却を検討する際、「住みながら売却するべきか」「空室にしてから売却するべきか」で迷う人は多くいます。実際、売却活動はどちらでも可能ですが、それぞれにメリットとデメリットがあり、状況によって適した選択が異なります。この記事では、第三者的な視点から住みながら売却する場合の特徴を整理し、判断材料として役立つ情報を解説します。
住みながら売却するメリット
住みながら売却する最大のメリットは、売主側の「生活の負担が少ない」点にあります。すぐに空室を確保する必要がないため、いまの生活を維持したまま売却が可能です。
1. 引越し前に売却の見通しが立つ
先に売却価格が決まるため、次の住まいの資金計画が立てやすくなります。住み替えを検討している場合は、資金のズレが生じにくい点が大きな利点です。
2. 家賃などの二重負担がない
空室にしてから売却する場合、住宅ローンと新居の家賃またはローンが重なるケースがあります。一方、住みながら売却すれば、この二重負担が発生しません。
3. 室内の生活イメージを伝えやすい
家具が配置されている状態は、買主に「暮らしのイメージ」を湧かせる効果があります。特にレイアウトしやすい部屋の場合、内覧の印象が良くなるケースがあります。
住みながら売却するデメリット
メリットがある一方、売主側に一定の負担が発生する点も理解しておくことが重要です。
1. 内覧対応が大変
買主は平日・土日問わず内覧を希望することがあります。そのたびに掃除・片付け・スケジュール調整が必要となり、生活上の負荷が大きくなります。
2. 生活感が強く、印象が下がることがある
家具・荷物・洗濯物などが多い場合、部屋が狭く見えたり、印象が弱まる可能性があります。生活感が強いほど、「実際の居住スペースの広さ」が伝わりにくくなります。
3. ペットや子どもがいると内覧対策が難しい
ペットの匂い、キズ、鳴き声、子どもの遊び道具などが影響し、内覧時の印象を下げることがあります。対策をしないままでは、成約率が下がるケースもあります。
4. 退去前提で売却したい買主に敬遠されることがある
買主が「購入後すぐに入居したい」場合、売主の引越し時期との調整が必要となり、内覧段階で敬遠される場合があります。
空室と比較した際の売却効果の違い
客観的に見ると、売却力という観点では一般的に「空室の方が強い」と言われます。理由は以下の通りです。
生活感がないため室内が広く見える
掃除が徹底しやすい
内覧しやすい
即入居の買主が購入しやすい
ただし、空室にするために費用負担が大きくなる場合は、無理に空室にする必要はありません。
住みながら売却する際のポイント
住みながら売却する場合は、以下を意識すると成約率が上がります。
1. 内覧前は「入口からリビング」を最優先で整える
最初の印象を左右する部分なので、生活感を抑えた環境づくりが効果的です。
2. 荷物は一時的に減らす
収納の中も見られることがあるため、一部をトランクルームなどに移すと部屋全体が広く見えます。
3. 匂い対策は必須
ペット、料理、タバコの匂いは成約率に直結します。換気・消臭は徹底しましょう。
4. スケジュールは柔軟に
内覧希望に対応しやすいほど、売却チャンスが増えます。
まとめ:生活と売却を両立させるなら「準備」と「工夫」が鍵
住みながら売却することは十分可能であり、生活環境を維持しながら売却準備を進められる点は大きなメリットです。ただし、内覧対応や生活感による印象低下などのデメリットもあるため、適切な準備を行うことで売却力を高めることができます。
特に重要なのは以下のポイントです。
生活感を抑え、印象を良くする工夫
荷物の一時減量
匂い・清潔感の徹底
内覧スケジュールへの柔軟な対応
これらを意識することで、住みながらでもスムーズかつ高く売却することが可能になります。
